中国語を独学で勉強していると、「的」のつけない時がわからなくなるようです。
今回の「的」をつけない文法は、語学学校では1週間かけて覚えるので重要なところです。
しっかり理解できるようになりましょう。
中国語の「的」の種類
まずは、中国語の「的」の文法の種類を見てみましょう。
・文末の的
・家族に用いる的
・文を強調するときの的
・特定の単語を詳しくいう的
このうち、的をつけない時がある文法は、
・家族に用いる的
・特定の単語を詳しくいう的
今回は「特定の単語を詳しくいう的」を詳しく見ていきましょう。
特定の単語を詳しくいう的
たとえば「タピオカ」。イラストのおばあちゃんは、特定のお店で売られているタピオカを飲みたくて警察に場所を訪ねています。警察官は「タピオカ」と指差しても、おばあちゃんはどこのタピオカかわかりません。「タピオカ」に情報をつけると、
ドリンク屋のタピオカ
映画館の横のドリンク屋のタピオカ
と情報を付け加えれば付け加えるほど、おばあちゃんが探しているタピオカの場所が特定されていきます。これが特定の単語を詳しく言う「的」です。
的が1個の場合
図書館の本
圖書館的書
学校の図書館
學校的圖書館
映画館のドリンク屋
電影的飲料店
まずは、単語と単語を結ぶ「的」です。
名詞と名詞の間に「的」をつけることができます。
これは簡単ですね。
では、少し難しくしてこれだったらどうでしょう。
的が2回以上続く場合
図書館の二階のあの本
圖書館的二樓的那本書
学校の図書館のトイレ
學校裡的圖書館的廁所
映画館の隣のドリンク屋のタピオカ
電影院的隔壁的飲料店的珍珠奶茶
「的」が2回連続、もしくは3回連続していますね。
「的」が2回連続、もしくは3回連続でくる場合、一番最後の「的」を残して他を省略します。
図書館の二階のあの本
圖書館的二樓的那本書 → 圖書館二樓的那本書
学校の図書館のトイレ
學校裡的圖書館的廁所 → 學校裡圖書館的廁所
映画館の隣のドリンク屋のタピオカ
電影院的隔壁的飲料店的珍珠奶茶 → 電影院隔壁飲料店的珍珠奶茶
日本語でも文章に「の」が連続してくる時は、なるべく「の」を省略しますよね。
中国語も同じで、単語と単語を繋ぐ「的」は、なるべく少なくします。
例文
それでは、中国語で文章を作ってみましょう。
私は、家の近くの病院の先生の話の内容がわからない。
我不懂我家的附近的醫院的醫生說的内容。
→我不懂我家附近醫院醫生說的内容。
昨日私は、学校の前のレストランの店員さんと話しました。
我昨天跟學校的前面的餐廳的店員說話
→我昨天跟學校前面餐廳的店員說話
昨日先生が私に、赤色の128Gの容量のiphone8をくれました。
昨天老師給我一個紅色的128G的容量的iPhone8。
→昨天老師給我一個紅色128G容量的iPhone8。
~あとがき~
語学学校では、今回の「的」をつけない時の文法を一週間かけて覚えます。
なのでとてもクリアにわかるのですが、独学の人にとってここの部分をサラって読み進める人が多いようです。
中国語は文章が短ければ短いほど良しとされているのでしっかり覚えましょう。
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