歯磨きをしてたらポロッと銀歯が取れた。
銀歯は接着具合により耐久性が弱く、歯との接地面によってよく取れる銀歯があります。
日本帰国までまだまだ先なのにどうしよう。
海外(台湾)で銀歯が外れたトラブル劇から無事ふっついた話までの紹介です。
糸ようじ(フロス)してるときにポロ・・・。
夜寝る前に歯磨きをして、糸ようじ(フロス)をしていると、ポロっと銀歯が取れました。
あの銀歯が外れる感覚はいまでも忘れません。
一瞬頭が真っ白になりました。
なぜなら海外での歯医者は保険適用外。昔ネットで調べたときにそう書いてあったからです。
でも、日本に帰国するのは一ヶ月後だったので「ヤバイ、どうしよう」という焦りしかありませんでした。
銀歯が取れて最初にしたこと
1、ジップロックに銀歯を入れて保管
海外で銀歯が取れて、まっ先に銀歯を無くさないようにジップロックの中に入れました。
私はすぐに物を無くしやすい性格なので、絶対無くさないようにカバンの中に確認しながらいれました。
2、マウスウォッシュを購入
銀歯が取れた穴の奥は、歯ブラシが届きません。
届かないと、そこから虫歯が侵食してくるイメージしか沸かなかったので、応急処置として薬局に売ってたマウスウォッシュを購入しました。
マウスウォッシュは、「お口くちゅくちゅモンダミン」でお馴染みのアレです。
似たような商品が海外でも一般的に売られていました。
とりあえず保険会社に電話する。
ネットの情報では「銀歯が取れても保険適用外、そして海外の治療費は異常に高い。
だから海外の人は、歯にトラブルが起きないようにかなり気をつけてる」と書いていました。
私はクレジットカード付帯の海外旅行保険に入っていました。
「ダメもとで保険会社に電話して相談してみよう」藁にもすがる思いでスカイプを使い電話をしました。
電話は、深夜にも関わらずすぐに担当者につながりました。
そんな感じで、銀歯が外れたのが外部からの衝撃だったら海外旅行保険が適用されるというのがわかりました。
傷害だとだいたいのクレジットカード付帯の海外旅行保険に入っています。
しかし、歯医者の場合はキャッシュレス支払いが適用されません。
先に治療費を支払い、帰国後に保険会社から送られる資料に必要事項に記入し、指定銀行に振り込まなければいけません。
保険会社が提携している病院で治療すると、治療費を払わなくていいシステムです。
保険会社と提携している病院は大きな病院が多いので、通訳者がいる場合が多いです。
もちろん無料で診察中に通訳してくれます。
歯医者選びに失敗した。
保険会社が提携しているおすすめの歯医者だったら安心だったのですが、保険会社と歯医者は提携してないようで教えてくれませんでした。
そのため自分で歯医者を選ばないといけませんでした。
台湾人の友人に相談し、googleの口コミや評価がよく、オシャレな歯医者さんを見つけてくれたのでその歯医者に行きました。
しかしそれが失敗の始まりでした。
友達に進められていった歯医者は、一等地に立ち内装もこだわったところでした。
イケメンの歯医者さんが歯を見てくれたのですが、
「台湾では銀歯は一般的でないからつけれない。それに銀歯だとまた外れて危険だからセラミックを入れましょう。」
と優しく勧められました。
友人に聞くと、台湾では本当に銀歯が一般的ではなく、詰め物が一般的のようです。
だから台湾人は虫歯にならないように気をつかってると話していました。
値段はなんと14000元(53000円!)。
いやいや~それはなんでも保険下りないっしょ!
「次の予約は一週間後しか取れないよ」っと契約を焦らすので、「ちょっと待って!」と仮予約だけして、
時間をもらい家に帰って保険会社に連絡しました。
保険会社からの回答
保険会社に連絡すると、担当者は違いましたが、前回の電話記録が残っててスムーズに話が進みました。
銀歯が取れたのはゴールデンウィーク始まったばかりだったので、10日近く休みがありました。
語学力は全然ないので、違う歯医者に行くには気が引けました。
しかし、実費で払って保険が下りなかったらリスクが高すぎです。なので重い腰を上げて違う歯科を探しました。
以前お世話になった保険会社提携の総合病院
台湾で以前、海外旅行保険を使って病院に行った時、キャッシュレス対応している大里仁愛病院を紹介してもらいました。
そのときに、日本語に通訳してくれる担当者の女性とライン交換をしました。
保険会社ではその総合病院は紹介されなかったので、大里仁愛病院には歯科がないと思ってました。
しかし通訳の女性に相談すると、「ありますよ。」の一言。そして「明日でも大丈夫ですよ。と先生が言ってます」とのことでした。
治療費が驚愕の安さだった。
当日、大切にしまってた銀歯とパスポート、お金を持って総合病院の歯科に行きました。
受付で銀歯が外れたジェスチャーをしたら察知してくれて書類に必要事項を書くように言われました。
総合病院のためか、英語・日本語で書かれた書類の書き方がおいてありました。
先に並んでいた3人の治療が終わったあと、私の番になりました。
銀歯を歯科医に渡し、歯を掃除してふっつけてもらいました。
かかった時間は20分程度でした。
治療後、先生が「次回銀歯が取れたときは、新しい銀歯を作ってくださいね」とアドバイスもらいました。
会計は、実費で合計250元(900円)でした。
台湾の治療費はとても安いというのがわかりました。
聞くところによると、台湾は治療費は安いけど、入院や手術になると値段が跳ね上がるみたいです。
数日間、歯に違和感が残る
銀歯は、セメントみたいな物質で歯にふっついてたので、歯に違和感が残りました。
しかし、1週間・2週間と日が経つにつれて違和感が薄れていき、気づいたときには違和感がなくなりました。
帰国後した内容
治療後に保険会社へ連絡し、銀歯の治療が終わった内容を報告すると、必要書類を日本の家へ送ってもらいました。
日本に帰国後、保険会社から届いいていたので必要事項を記入しました。
治療費が10万円以下だと診断書はいらないので、
治療にかかったレシートを同封して保険会社に送りました。
そして約1ヵ月後、指定した銀行口座にかかった費用が振り込まれていました。
1年経過後の様子
銀歯を海外でつけるのは抵抗がありました。いつも通ってる歯医者さんでつけたかったからです。
ただ、銀歯をつけてもらって1年が経ちますが、問題なく銀歯がついています。
むしろ、あのバカ高い歯医者でつけなくてよかったと、自分の選択に満足しています(笑)
歯の治療は海外旅行保険では下りないといわれていますが、私のような糸ようじ(フロス)で取れた場合は、
保険適用されるので、諦めずに保険会社に連絡してみましょう。
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