九族文化村と日月潭に台湾の台中から日帰り観光で行ってきました。
台湾のテーマパーク、そして1986年から開園しているとのことだったので、きっと古びて廃れてるんだろうなっと偏見交じりで思っていました。
しかし実際行ってみると、人でにぎわい、施設内も綺麗、原住民のスタッフさんもイキイキしてる…。
上手く期待を裏切られてしまった観光となりました。
世界にココだけ!台湾原住民のテーマーパーク
台湾にある九族文化村は、原住民の文化と触れ合い・残すために作られた観光のためのテーマーパークです。広さ62ヘクタールと、USJより一回り大きいです。
100年前の実際の生活の様子を後世まで引き続けれるように作られました。
九族文化村の「九族」は9つの原住民族を表しています。気づかれましたか?そうです、ここの九族文化村では、台湾全土にいる原住民と観光でも出会うことができます。(現在は16の原住民族が台湾では存在する)
入場料
時期により、割引を行ってるときもあります。
入場料大人850元だと日本円で3060円です。
台湾のテーマパークで3060円?と値段に驚かれる人もいるかもしれません。この金額には、日月潭を眺めれるロープウエイ・遊園地のアトラクション乗り放題が含まれているのでかなりお得です。
大きく3つのエリアに分かれている
ロープウェイエリア:白色点線
九族文化村のロープウェイは2本あります。1本は、九族文化村内を上り下りするもの。
もう1本は、九族文化村と日月潭を繋ぐロープウェイです。
九族文化村は山の緩やかな斜面に作られているため、登るとなると少し大変です。
九族文化村と日月潭を繋ぐロープウェイは、山と山を繋いでるため奥行のある風景を見ることができます。
特に夕方は、夕日と日月潭の湖が幻想的に写り、「台湾に観光に来てよかった~」っと満足して帰ることができることでしょう。
原住民エリア(ピンク)
9つの原住民ごとにエリアが分かれ、それぞれの伝統的な家内部や蝋人形を使って当時の生活の様子が見れます。
時間により、各エリアに原住民の人が伝統的な方法で焼き芋を焼いてくれたり、楽器に合わせてゲームをするなど、原住民と一緒に楽しむイベントが開催されています。
2つのエリアは舞台になっており、1~2時間の割合で原住民のダンスショーが開催されています。
ダンスショーは原住民と一緒に踊る時間もあります。訪れる台湾人の観光客は率先して原住民とダンスを楽しみ文化と触れ合っています。
遊園地エリア(青色)
遊園地エリアは、入場料に含まれているので無料で何度も乗ることができます。小さい子でも楽しめるエリア、絶叫系エリア、スペイン海岸エリアと別れています。
子連れが多いためか、絶叫系エリアは週末でもそこまで混んでなく20~30分ほどで乗れます。(夏休み・冬休みを除く)
実際に行ってきた。リアルレポート
九族文化村は2つの入り口があります。1つは正面入り口側、もう一つは日月潭側です。
今回は日月潭の台湾観光も兼ねて、日月潭側から入場しました。
ロープウェイ乗り場で入場料を払う
ロープウェイ乗り場に九族文化村のチケット窓口があります。
お金を払ったら2階へ移動しロープウェイに並びます。
ロープウェイは15分ほど乗ることになるのでトイレを済ましておきましょう。
ロープウェイ
ロープウェイには2種類あります。
・通常の床
・床が透けているもの
どちらも同じ料金です。
通常のロープウェイはすんなり乗れましたが、床が透けているものは人気のようで人で混んでいました。
今回は時間がなかったので、通常のロープウェイに乗りました。
ロープウェイは、山と山を繋いでいます。そのため、高度が高く眺めがいいものの、高度恐怖症の方には怖いかもしれません^^;
原住民エリア
ロープウェイを降りるとすぐに九族文化村の入口です。
入口はまるで卑弥呼の時代に建てられたような建物で見ごたえがあります。
ロープウェイに乗ったチケットを機械にピッとさせて通り抜けます。
ゲートを抜けると原住民エリアです。
日月潭側のロープウェイは、山の上から下へ向かって降りて楽しむので便利ですよ。
森の中を舗装された細道に沿って歩くのでリフレッシュしている感じがします。
道に沿っていくと、木の間から原住民の家を見つけることができます。
原住民の家の中もすべて見ることができます。
これらの家は、1890年に使われたものを精密に再現されています。
ドアは低くくしゃがんで入らないと頭を打ちます。
屋根が低い家が多かったので台湾の強い台風を対策した家作りだと思いました。
家の中は、当時、原住民が使われていたナイフやフォーク、寝どころ、調理場所など展示されています。
竹を並べて床を作っていたり、柱と柱を竹の皮でくくり付けてたりと、当時の台湾建築技法が肌で感じ取れてとても楽しいですよ。
蝋人形を使って当時の生活の様子を再現しています。
まるで本物かと思うほどの作りなので、本物の人が生活をしてるような錯覚を受けるほど。
各原住民エリアには、時々本物の原住民族の方がいます。
一緒に写真を撮ったり、原住民の楽器の音に合わせてゲームをしたり台湾観光としてはとても楽しいです。
定期的に原住民のダンスショーが開催されています。
10人~20人の原住民族の民族衣装を着た若い男女が、音楽にあわせてショーをします。
台湾のお客さんも一緒に盛り上がっていました。
普段の生活では聞かないような音楽を聞けるので、別世界に来たかのような気分になりますよ。
九族文化村は広いので、一日観光で回るのは一苦労します。さらに9つの原住民の家がエリアごとにわかれているため、一つづつゆっくり回ると遊園地で遊ぶ時間が減っていきます。もし興味のある原住民があれば、観光に来る前に場所を確認し、ゆっくり見る場所とササっと見る場所を確認しておくと効率よく観光することができますよ。
遊園地エリア
山を降りると遊園地エリアが始まります。
パイレーツオブカリビアンを思わせるような、アトラクションがありました。
横四列15人乗りの乗り物が、高さ30mから下に向かって走りだし、水中でザブンっとします。
雨具を45元(200円)で購入することができます。
私は雨具を着ずに乗ってみたのですが、真ん中の座席に座ったおかげかズボンと服、髪の毛が少し濡れました。
端に座ってた友人は、片足のズボンがビショビショに濡れていました。
絶叫好きならこのUFOがおすすめ!椅子に座る感じで座り、肩に安全バーをおろします。
円盤がタワーの高さ85mまでゆっくり一周しながら登っていき、数秒静止して一気に下まで落下します。
一見どこの遊園地にもあるアトラクションですが、下に落下するまでの速度105kmと半端なく速いです。
最大加速度5Gは、風圧で足が浮き上がり、お尻の椅子か浮き上がり、安全バーに肩が引っかかってるような感じです。
こんなにスリルがあり怖くて面白いのに、なぜか台湾の人には不人気なようで、並ばずに何度も乗ることができました。
ちなみにこのアトラクション、10億円をかけて作られたようです。
もちろんジェットコースターもあり!足を椅子に乗って足をぶらんぶらんさせて動くジェットコースターは、4.5GのGを味わうことができます。
横に2回転回りながら進んだり、予測できない方向に進んでいくのでハラハラドキドキを味わえます。
心拍数は180まで上昇します!降りた後、足がプルプル震えていること間違いなし!
帰りはロープウェイを乗り継いで日月潭へ。
九族文化村は平日は17:00に閉まり、週末と祝日時は17:30に閉まります。
遊園地エリアは山の下にあるため、再度、九族文化村ー日月潭のロープウェイ乗り場に行く場合は戻らないといけないので山の上に上る必要があります。
歩いて行ったら結構疲れます。
けれど、九族文化村の山下と山上を結ぶロープウエイが用意されてるのでそれを乗れば楽ちんです(無料)。
日月潭の船を使って九族文化村に来た場合、船の最終は17;30なので、16:20には山下のロープウェイに乗って山上に行き、日月潭へのロープウェイを乗り継ぎたいところです。
桜のイベントあり
九族文化村には2月末から桜イベントが開催され観光のお客さんで賑わいます。
吉野櫻 : 2月中旬
富士櫻 : 2月下旬
ラベンダー : 3月中旬、4月
台湾にも桜があるの??と思われるかもしれませんが、台湾の南投県は比較的涼しい場所にあるおかげで約2000本の桜が開花します。
桜イベントの時期は、日本とのコラボイベントが開催されています。浴衣体験や日本食、人力車、お茶会の他にも、夜間も解放され、桜のライトアップや夜間ダンスショーなどが開催されているので泊まりで観光に来ても満足すること間違いなし!
台湾の夏は気を付けて
九族文化村のある台湾南投県は、台湾の標高が高めのところにあるので夏でも比較的涼しいです。
ところが、山の上にあるため5月から8月の夏の時期は、紫外線が強く梅雨の時期です。観光の際は、天気予報の確認は必須です。
また山の中にあるため蚊が多いです。
観光の際は、日焼け止め、虫除けスプレーを忘れずに塗っておきましょう。
原住民と触れ合える
私は3年前に一度、台湾に旅行に来た時に日月潭へ観光で訪れたことがあるのですが、その時は湖だけで九族文化村の存在を知りませんでした。
あの時、九族文化村のことを知ってたら、もっと日月潭が好きになってたかもしれません。
それは、台湾全土の原住民の家が見れたことや、ダンスショーが見れたことのほかにも、ロープウェイからの日月潭の眺めが素晴らしすぎたことがあります。
世界にはたくさんの原住民がいますが、原住民の伝統を守るために作られたテーマパークは台湾しかないので、日月潭観光の際にはぜひ足を運んでみてください^^
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