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視聴華語の中国語教材はどこまでやれば日常会話まで上がる?

視聴華語1、2を勉強していると、「どこまで視聴華語を勉強すべきなの?」と疑問に思いますよね。

勉強しても勉強しても聞き取れれないし、話せるようにならない。焦って不安になるのではないかと思います。

私は視聴華語1と2を中国語学校で勉強し、視聴華語3の後半から独学で視聴華語を勉強しているのでその体験談をシェアします。

視聴華語の各レベルや日常会話まで上げるアドバイスなど書いています。

先生に聞いてみた

視聴華語2の中盤を中国語学校で勉強しているとき、一体いつになったら学校を卒業していいのかわからなくなり先生に相談してみました。

その時の先生の回答は、ただ中国語を話せるようになりたいだけだったら視聴華語3の中盤まででokということでした。

それ以降は独学で興味ある分野の単語を独学で増やすといいよって言われました。

視聴華語3の中盤以降は、書き言葉が含まれてくるからです。

視聴華語5までを独学で勉強して思った事

私は視聴華語3の後半まで台湾の学校で勉強し、それ以降独学で視聴華語5の最後まで終わらせました。

その経験から思うのは、視聴華語1・2・3には、日常会話で頻度高く使う言葉や文法、語順がギッシリ詰まっています。覚えないと生活に支障をきたすレベルです。

例えば、
「もし…だったら」
「そうじゃないと…」
「万が一…」
など。

視聴華語3以降は、日常会話で頻度の高く使う単語は多いけど、使う頻度が少ない文法が多くなってきます。
「なぜ…するのか?」
「…は…に…をもたらしてくれた」
「….終わらない」
など。

なので、自分が中国語を話す場合、言いたいことが100%そのまま言えなくても、視聴華語3までで習った文法や単語を駆使してコミュニケーションとることが可能です。

語学学校の先生も、言いたい言葉を中国語に変換できないとき、知ってる言葉に置き換えて使うように促していました。

視聴華語の良いところ

各章の会話文や単語毎に書かれている例文には、これまで習った単語が文法が何回も現れてきます。

色んな形で触れることでいろんな状況での言い方に慣れることができます。

視聴華語シリーズ

シリーズ 単語数 文法数
視聴華語1 461個 49通
視聴華語2 469個 41通
視聴華語3 559個 141通
視聴華語4 640個 121通
視聴華語5 1004個 70通

視聴華語を学校と独学をしながら勉強していて気付いたレベルを書いていきます。

視聴華語1 入門者レベル

視聴華語1は入門レベルの中国語教材です。挨拶から始まり、自己紹介の基礎を学べます。

文法も基礎の基礎のため土台作りとしても役立つ部分です。

教材中の説明文はすべて中国語ですが、視聴華語1の翻訳サイトもいくかあるので困らないでしょう。

視聴華語1をすべて終えても話せるようにはなりせん。

独学で勉強する場合、1日3時間の勉強で約14週間で終わらせるといいでしょう。

視聴華語2 初心者レベル

視聴華語2では、『もし~だったら、・・・します』というような日常で頻繁に使う文法がでてきます。

文の構造は中国語独特なため覚えにくいですが、一般的に使われる文の構造なので視聴華語3以降でもずっと役に立ちます。

視聴華語2の中には、中国大陸でよく使われて台湾ではあまり使われない文法も少なからずあります。

しかし、これから中国語を学ぶ上で役立つので覚えておいても損はしないでしょう。

視聴華語2を最後まで終えてもまだ思うように台湾人と会話することができません。

独学で勉強する場合、1日3時間の勉強で約14週間で終わせるといいでしょう。

視聴華語3 初級~中級者レベル

視聴華語3から単語数や文法の数がグンッ!っと多くなり努力が報われるときです。1課ごとのテーマは、産業や地理、台湾の歴史、選挙のことなので堅い話しになります。

しかし、そこに出てくる単語や文法は日常会話で使うものばかりです。これまで習った単語や文法と新しく単語や文法が似てるので、しっかり使い分けれるようになるのが上達する上でカギです。

視聴華語3後半になれば、中国語学習が長い外国人とも日常的な会話ができるようになります。これは視聴華語1・2で習った単語や文法が視聴華語3にふんだんに使われていて、さらに日常会話に必要な最低限の文法や単語が一定数蓄積されたからです。

私が別記事で視聴華語3までの文法を使って、日常でよく使う中国語の例文300個を音声付きで書いてるので、参考にしてみるといいでしょう。

視聴華語3の中盤でTOCFL B1を合格することができ、視聴華語3の後半からTOCFL B2を合格する人が少なからず出てきます。

視聴華語4 中級者向け

視聴華語4は中級者向けです。視聴華語3と4の文法の内容レベルはそこまで難しくはありません。

どちらかというと、視聴華語3でページ数が足りないから視聴華語4に分けたような感じです。

視聴華語4の1課ごとの内容は、アクティビティ、テレビ番組、恋愛、交通問題などで、視聴華語3よりも取っつきやすい内容です。

日本語ではあまり使わない文法もたくさんあるので、率先して使っていかないと忘れていきます。

視聴華語4の前半~中盤くらいから台湾人が話してる言葉がなんとなく理解できるようになってきます。

視聴華語4を終えるとTOCFL B2(HSK6に同等)合格も可能です。

視聴華語5 中級者~中上級者向け

視聴華語5からレベルがまたグンッ!っと上がります。

視聴華語4までは、日本人にとってよく見かける漢字が多く読み方もある程度推測できていました。

しかし視聴華語5から見たことがない漢字が多くなり四文字熟語も多くなります。そのため発音と声調、単語をマッチさせて覚えるのが大変になります。

視聴華語5は、書き言葉が中心となるため、網羅されている単語を覚えると、簡単な新聞や本も読めるようになります。

視聴華語5を終えると、TOCFL B2に高確率で合格できます。合格できない場合、リスニングに問題あるか、これまで習ってきたことをしっかり理解できていないかです。

中国語を日常生活まで上げる重要なこと

視聴華語で旅行会話まで上げることは可能ですが、台湾人と普通にお喋りできるようになるには視聴華語5を終えても、日常会話をスムーズに行うのは難しいです。

単語量が圧倒的に不足しているからです。

反対に単語量があれば、視聴華語3の中盤以降から、一般の台湾人との日常会話も可能です。

視聴華語2、3を勉強してるときから、身の回りのものや地名、食べ物、野菜名、動物名といった単語をどんどん覚えていく必要があります。

「漢字見たら意味わかるから発音は覚えなくていい」ではなく「この漢字のピンインと声調はなんだろう?」と漢字を見たら正しく発音できるようにならないといけません。

この違いが3ヵ月後、半年後、1年後大きな差になってきます。

話す練習と聞く練習

視聴華語を使って台湾人と話すことは可能ですが、普段から中国語を話して聞くということをしなければいけません。

私を含めて日本人は漢字がわかる分、教科書に書いてある文字だけを見て記憶する人が非常に多いです。

残念ながらそれでは、本に書かれている文章を読めるようになっても話せるようになりません。

『読めばわかるのに、聞き取れない、話せない…』の典型的な人になってしまいます。

私も経験があるのでわかるのですが、話して聞くという作業をしないと、後々「なんのために中国語の勉強してたんだろう…」と、とてもつらくなります。

そうならないために、ハロートークや言語交換サイトなどを使い、会話をする練習を視聴華語1からしておくといいでしょう。

翻訳サイトの活用

視聴華語は中国語学習初めの人でも中国語がペラペラになれるのでおすすめです。

しかしデメリットがあり、それは文法説明は中国語か英語のみなことです。

視聴華語4になれば、文法の意味を、教材に書かれてる中国語を見ただけで理解することができます。

でも視聴華語1、2を勉強している人にとっては難易度が高いかもしれません。

そんなときは、視聴華語を翻訳しているサイトがおすすめです。

単語に付随されている例文を音声だけで何度か聞き、音声だけで理解できるかを確認します。

例文はこれまで習ってきた言葉しか使われていないので、聞き取れない場合は、まだその単語の使い方になれてなかったり聞きなれていない恐れがあります。

色んな人から同じ単語を聞くことで、脳と発音がマッチして単語を覚えれるようになります。

あとがき

いかがでしたか?視聴華語を使って台湾人と会話を成立させるには、視聴華語4の前半くらまで進めておきたいことがわかったんじゃないでしょうか。

せっかく中国語を習ってるんだから、視聴華語1や2で中国語の勉強を終えてしまうのはもったいない話です。

教科書より話して中国語を覚えたい人なら別ですが、中国語の教科書がないと学習が進まない人なら、視聴華語はただページを進めるだけで過去に習った単語や文法の復習もできるのでとてもよい中国語教材だと思います。

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