文章の仕事してるのに、全然文章が書けない!そんなコンプレックスから脱却したく、
書籍を探してたところ「10倍速く書ける 超スピード文章術」著:上阪徹 を見つけました。
本の見出しを見るだけで、自分でも本が書けそう。と感じたので即購入しました。
たった1300円ほどで文字がスイスイかけるようになったら安いもんです。
これまで私は文字を書けても700文字が精一杯でした。しかも書くだけで3時間はかかる遅さです。
著者はもともと似た心境から文字書きを始め、今では一時間で3000文字が当たり前のペースになりました。
私もできるようにならなければなりません。
文章が700文字から4200文字に書けるようにあった秘訣
「10倍速く書ける 超スピード文章術」を読んだあとに行った文字書きで4200文字を苦なく書けるようになりました。
その中で、一番重要だと感じた部分は、「素材集め」です。
書く記事の内容をしっかり熟知して理解していないと文字が書けません。
0の状態で書き始めると、何を書いたらいいのかわからなくなります。
さらに、タイトルと小見出し(各章の見出し)を書いただけでも文字をたくさん書けず、行き詰まってしまいます。
なぜなら、そこに経験という一番重要なコトをしてないからです。
経験をするとインプットできますが、経験をしてないとアウトプットするだけなので書けません。
付け加えていうと、興味を持ったものや惚れ込んでるやつしか深い記事が書けません。
興味がなく、経験した内容をただ書くだけだと、読者が読まずにはいられない文章が書けません。
上阪徹さんの他の著書を拝見しても、「文章は書きだす前で8割決まる」とかかれています。
それくらい文章を書くには準備が必要です。
印象に残ったストーリー
「10倍速く書ける 超スピード文章術」の著書の中で、子供の授業参観後の感想文が書けない親の話がありました。
著者はスイスイ授業参観の感想文が書けるのに、他の人はみんななかなか書けないようです。
それはなぜでしょう?
理由は、子供の授業参観を見るのを意識しているからです。
授業参観後に感想文を依頼されるのを知らされていた著者は、
学校に向かう前から授業感想文の素材を考えていました。
など、授業参観後の感想文に向けてしっかり準備をしていました。
この差が感想文が書ける書けないの違いになります。
サイト更新に置き換えると?
さきほどの授業参観の出来事を、このサイトの記事書きに置き換えるとこのようになります。
1、企業や人に取材に行く前にしっかり対象について調べる。
2、調べてから疑問に思った事をどんどん紙に書いていく。(素材を見つける)
3、取材を行い、取材時の様子も部屋の内装や雰囲気、音など事細かく書いていく。(素材を見つける)
4、記事を書いていく
簡単にですが、このようになります。
準備をすればするほど、濃い文章が書けるようになります。
役に立った7つのコト
1、知らない部分は書くな
「10倍速く書ける 超スピード文章術」を読んでて役に立った部分は、
知らない部分は書くなという点です。知らない文章を書くと、何を書いたらいいのかわからないので手が止まります。
すると文章が硬くなりがちで読んでる人もスラスラと読めなくなるので離脱しがちになります。
文章を書くのは、人に話しているのと同じ。
知ってる内容を人に話すときは、イキイキと言葉で話せるのと同じ要領です。
2、書き始めたらよそ見せずに前に進んで書く
文章の素材が決まり、構成も決まったら文章を書いていきます。
文章を書くときは、途中で前に戻って書き直したりせずに前を向いて文字を打っていきます。
細かい数字を忘れたときは、「**」などを使ってあとで読み返したとき調べて書くようにします。
私にとってずっと前に進んで書くのはまだまだ難しく、元に戻って文字を修正したくなりますが、
とにかく前に進んで書いていくのが大切のようです。
書き終わったあと、再度見直すときに入らない部分を削っていくので、必然的に内容の深い文章になります。
3、著者は常にネタ探しをしている
本を読んでて私の習慣と全然違うなって思ったのがこれです。
私がボーとしてるとき、著者は気になった部分や、人の言動や前の人が読んでる本など
気になった状況があればすぐにメモ帳にどんどん追加していきます。
これが溜まると、ネタに困らなくなるようです。
その部分をしってから、私もiphoneにgmailのアプリをダウンロードし、下書きでパソコンに連動するようになりました。
4、習慣ずけるのが大切
人が続かないのは、習慣になってないからのようです。
私は一般企業で働いてるとき、ほぼ毎日同じ時間帯に決まった仕事をしていました。
それが嫌で一般企業から抜け出したのですが、どうも自己管理できずにスマホを触ったりしてしまいます。
これは習慣化されてないからです。机に座ったら文章を書く。休憩中は席から離れる。休憩時間は必ず休憩する。
こういう習慣をつけると、物事を自動操縦できるようになります。
5、どう書くかよりも、何を書くか
書く内容を理解してないときに文章を書くとなると、「どう書けば・・・」と考えてしまいますよね。
それは経験が足りてないからです。もしくは興味がないから。
経験があったり興味があるとと、読者がなにを干してるのか分かってきます、
そうすると、読者に向けて「何を書こう」という気持ちが現れます。
例えば、「iPhoneのカメラを使いこなす」という記事を書くときに、「読者に向けて何を書こう」
と考え方が変わります。
6、話しながら書く
文章をキーボードで打つとき、手が無意識に動いてると思います。そうなると途中で手がとまりがちになります。
それを声を出し、相手に話しながら書くと意識するだけで、文章の文字数が増えます。
さらに、読み手にとっても読みやすい文章になります。
なぜ読みやすい文章になるのかというと、相手に伝わるように書く文章が簡単な文字に変換されていくからです。
普段固い文章をいう習慣の人も、話す相手がその内容を何も知らない場合、
相手に伝わるように分かりやすくかみ砕いて説明しますよね。
それと同じ要領です。手だけで打ってる場合、なかなかわかりやすく説明ができません。
わかりやすく伝えると、読み手にとってもスムーズあなたの文章が読めるので、さらに読みたいという気持ちになります。
7、見直しも声を出す
ブロガーなど、毎日記事をかかないといけない人は、アップロードの時間に追われがちです。
そうなると文章を書いたあとの読み直しがおろそかになります。
文章を書くときは、気持ちが高ぶっている場合があります。
「みんなが知らない新しい内容を発見した」真っ先に文章にしてブログにアップしたい。
そのような気持ちが高ぶってると、読者に上手く伝わりません。読者との間に温度差があるからです。
そういった空回りを避けるために、文章が書き終わったあと、一日、もしくは数時間置いてから再度見直します。
そうすると、平常心に戻っているので、冷静に自分が書いた文章を読めます。
読み直すときも、声をだして読むと、文章のつっかかり部分や誤字脱字が目にとってわかるようになります。
実際に書いてみた
「10倍速く書ける 超スピード文章術」を読み終えて、
早速文章を書く機会があったので、本を読んだ成果がでてるか試してみました。
すると、素材集めにたくさん時間を掛けたおかげもあり、
これまで700文字を書くのが精いっぱいだったのに、4200文字まで文章を書けました。
経験している内容、素材がたくさんある、先に構成を考えていた、これらが文字数を膨らませれたのが要因です。
しかしながら、出てきた課題もありました。
著者の上阪徹さんは、ライターです。
文章を書く職業です。
私の場合、ブロガーに当たるので、記事を書く以外にもKW探し、画像選定、装飾が必要です。
なので素材を集めるまえに、KWを探しターゲットを選定する。
ターゲットが何を知りたいのか調査し、素材を集めていく。
素材集め中に、画像を集め一カ所のフォルダーに入れておいていかなくてはいけません。
そのため文章を書き始めるまでにかなりの時間が費やされるのがわかりました。
素材集めに時間がかかるけど、良い記事がかける
内容の深い記事を書くと、読者は違う記事も読んでみようという気持ちになります。
ブログは、1記事1記事質の高い記事を書く積み重ねが大切です。
それはページビューに繋がってくるからです。
考えてみてください、ブログが1冊の本だとします。
読者が1ページ目を読んで2ページ、3ページと読んでくれる、
(スクロールをしてくれる)
読者が第一章を読んでくれて第二章も読んでくれる、
(小見出し1、小見出し2と読み進んでくれる)
読者が自分が書いた同ジャンルの本を読んでくれる
(別の記事も読んでくれる)
読者が自分が書いた別ジャンルの本を読んでくれる
(別のカテゴリーも読んでくれる)
別ジャンルの本を読んでもらうためには、1ページ1ページ読者が思わず全部読んでしまう記事を書かないといけません。
すべては繋がっているからです。
「10倍速く書ける 超スピード文章術」は、この質の高い記事を書くための方法を、テクニックじゃなく本質で教えてくれます。
そこには、ブログ以外の物書きにも応用できる技術が詰まってるのでぜひ読んでおきたい一冊です。
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