小笠原諸島(父島)にワーケーションしに行ってきました。
東京から1000km離れた孤島が長い間気になり、やっと行けたので小笠原のワーケーション体験記として記録しておきます。
ぶっちゃけワーケーションとして小笠原はどうなのか?などかかった費用など含めて紹介します。
なぜワーケーションにしたのか?
筆者はブログで収入を立てているため、パソコンがあれば場所にとらわれずにどこでもリモートワークができます。
元々は旅好きだったのですが、ブログ書きにハマってしまい普段は仕事場にこもりっぱなし。
しかし、ブログ収入が飛び抜けたので、自分のご褒美として前々から行ってみたかった小笠原に行きました。
期間は3泊6日
小笠原といっても島がたくさんあり、ワーケーションの拠点となるのは父島です。
東京からは飛行機が運航しておらず、おがさわら丸という船が運航しています。ただ行きだけで24時間かかり、本数も1週間に1便程度の出航。
なので小笠原には、日帰り旅行や1泊2日の短期旅行はできず、最低3泊6日(船内泊のため小笠原滞在は実質2泊3日)です。
日本国内なのに不思議ですよね…。
船の中は快適?
小笠原までは、竹芝客船ターミナルから出航し、太平洋を渡って着くため天候により波で揺れます。
酔い止め薬を飲むことで船の中では快適に過ごせますが、波があまりに高いと歩くのがつらいので、寝転んでいるのが一番船に酔わなくて済みます。
今回は、プレミアムベットを選んだのでふわふわのマットレスが引かれてカーテンを閉めるとプライバシーが守られていました。
またテレビが各ベットに設置されて、DVDなどが上映されていたので退屈せずに乗れました。
船内には展望ラウンジやレストランがあり、時間により一般開放しているので仕事もできました。
しかし船の中はWIFIがないため、オフラインの仕事のみ可能です。
島内のWIFIやネット環境
ワーケーションする方にとって1番大切なWIFI環境ですが、宿にはwifiが通っておりネット速度も速いため動画もスイスイ見れます。
街中も携帯のキャリアでのネット通信はできます。しかし郊外に行くとアンテナが立っていないためドコモやソフトバンクなどキャリア通信ができません。
けど、楽天モバイルのキャリア通信だと町の中心部でネットが通じないことが多々ありました。
島内にはフリーwifiが有名なビーチに備え付けられている場合もあります。
【ぶっちゃけ】小笠原でワーケーションが向いているか
実際に小笠原でワーケーションをして感じたことを紹介します。
小笠原でワーケーションはできたものの、いつもの仕事効率からいえば6割減だったかもしれません。
テーブルありの宿が少ない
ワーケーションになると必須になるのがホテルの部屋の中にテーブルと椅子があることだと思います。
ただ、多くの宿は民宿なのでテーブルがありません(各宿のHPを見る限り)。
私はサブモニターがないと仕事が捗らないので、それなりの長さのテーブルが必要になり、そうなると泊まれる宿は限られてきます。
宿を絞れば絞るほどホテル代が上がります。
最低1ヶ月以上前に予約が必要
私が小笠原にワーケーションしに行ったのは4月上旬の人が少ない時期です。
この時期でも、船やホテルの予約が取るのが難しいと思いました。
ワーケーションに適した設備が整っている宿に絞るとわずかなホテル・民宿しかなく、1か月前でも予約でいっぱいです。
オンシーズンになるとどの宿も満室のため、2~3ヶ月前から小笠原計画して予約していかないといけません。
宿代が高い
私自身、いつもケチケチ生活しているので普段のホテルも5000円以下を目安に泊まっています。
その基準から行くと、小笠原の宿はシングル部屋の場合、1日最低9000円が必要なので私にとってはキツイ…。
1ヶ月滞在などの場合、マンスリー価格(長期滞在価格)がホテルによりあるので3割ほど安くなります。
小笠原でワーケーションのよかったところ
金銭面をクリアできれば、小笠原でワーケーションは良いところです。
東京なのに世界自然遺産の大自然の中で普段のお仕事ができます。
島内は2500人程の人口しかいないので、ゆったりしています。
また生活リズムものんびりしているので、普段の仕事の忙しいリズムから開放されます。
滞在中はレンタルバイクを借りて、休憩時に透き通った海を見に行ったり、夜は星を眺めにバイクを走らすのもとってもおすすめです。
非日常の生活を国内で味わうことができます。
小笠原でワーケーションであったら便利なグッズ
- レンタルバイク
- 雨具
- 日焼け止め
- 水筒
- トレッキング
- 椅子のクッション
- 虫よけスプレー
レンタルバイクがあると、島を過ごす上で充実度が上がります。
しかし島の天気は日々変わるため、時間帯により雨が降ることもあります。
レンタルバイクは雨具がないので自己調達するしかなく、ほとんど売っていないので雨具を持ってくればよかったと思いました。
またテーブルと椅子付きのホテルの場合、どこの宿も椅子にクッションがついておらず固いので長時間座りっぱなしだとお尻が疲れます。
なので椅子用のクッションを持ってこればと思いました。
3泊6日か10泊13日かどっちにする?
小笠原でワーケーションする人にきっと悩むのが滞在日数だと思います。
私は3泊6日でプランして、滞在した感じよければ10泊13日に変更しようと計画していました。
実際、船の中では揺れてちょっと大変だったので、小笠原に到着したときは10泊13日にしようと思っていました。
しかし宿代が重くのしかかるのと、他のワーケーションによさそうな宿でも1拍1万円~と金銭的負担が大きく最終的に3泊6日にしました。
なので、ホテルの設備や経済的に問題なければ10泊13日にしてみて、ちょっと不安だったら3泊6日がいいと思います。
小笠原に気に入った人は何度も足を運んでいる人がいるので、また来たくなったときに10泊13日の予定を立ててもいいと思います。
小笠原で使った旅費
最後に、実際にワーケーションで使った費用をまとめておきます。
名目 | 詳細 | 合計 |
宿代 | 17,500円×3泊 | 52,500円 |
食費 | 16,700円 | |
アクティビティ代 | 景観ツアー:3500円
ヒストリーツアー:5000円 | 8,500円 |
船代 | 29,820円(2当寝台エコノミーベッド) 39,570円(特2等寝台プレミアムベッド) | 69,390円 |
レンタルバイク | 4,200円(72時間) | 4,200円 |
ガソリン代 | 1.5L×226円 | 300円 |
地元~東京の移動代 | 13,000円×2 | 26,000円 |
前泊(東京都内) | 4,000円 | 4,000円 |
合計 | 181,590円 |
初めてのワーケーションなので高いか安いかよくわかりませんが、私の経済感覚からすると高い…。
ホテルは私の最低限の設備が揃ってる場所がほとんどなく予算オーバーになりました。
もし10泊13日にしていたら30万近くなりヨーロッパ旅行ができちゃいます(笑)
小笠原でワーケーションの補助金があればもっと利用しやすいんですがね。
地元から羽田空港まではエアトリの格安航空券を利用したのですが、航空会社から直接購入するお得に購入できたので、チェックしてみてください。
まとめ:小笠原にワーケーションは金銭問題をクリアすれば価値あり!
小笠原では、普段見たことがない植物が島中に生えているので非日常を味わえます。
また海は透き通って、人もおだやかな人が多いです。
船で東京に戻るとき、船のターミナルには人が集まって見送りをしてくれたり、見送り船で小笠原に訪れた人全員に対して見送ってくれ感動しました。
なんか夢の中にいた感覚に陥ってしまうほど、小笠原は魅力的なので、もし金銭面がクリアできるなら一度は小笠原にワーケーションしにくるのがおすすめです。
宿代と食費、アクティビティで滞在費が変わるため、2ヶ月以上前からすべての予約が取れる方なら安い宿が見つかりますよ。